風鈴かざりについて

今年の梅雨は長く、スッキリと気持ちのいい晴天をなかなか見せてくれませんね。

また新型コロナウイルスの影響で地域の夏祭りなども中止を余儀なくされてしまっています。地域のお祭りに合わせて帰省したり、地元の友達に会ったりと、毎年の恒例行事かもしれませんが、お祭を楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか。普段の日常にお祭があるだけで「もうこんな時期か…」「これが終わると夏が終わりだね」なんていう季節を感じさせる会話も出てくるのではないでしょうか。時節柄、中止もやむを得ないとは思いますが、日常にお祭という特別なハレの日がないのはなんだか日常に「色」がなくなったような気がして、モヤモヤとスッキリしない感じがしてしまいます。

そんな気持ちが少しでも晴れやかに、暑い夏が少しでも涼やかにならないかと、境内に風鈴かざりをしております。

日本には四季折々に合った季節の楽しみ方がたくさんあります。春には花見、夏には花火、秋には紅葉といったように古くから親しまれてきた趣ある季節の過ごし方があり、軒先に風鈴を下げるのも、耳で風鈴の軽やかで涼しげな音を楽しみ、涼をとるといった工夫です。

前橋のまちなかの入り口にある神社として、まちゆく人の気持ちが少しでも軽やかに、暑い夏でも少しでも涼やかになっていただければ幸いです。

また、この風鈴は色付けをして頂けます。お気軽にお申し付けください。前橋八幡宮に皆様の感じる夏の色をつけてみてはいかがでしょうか。

当宮の他に喫茶マルカ・赤城山古民家カフェIRORI場でも随時ご参加頂けますので宜しくお願いいたします。

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